うまくなるには多様性がだいじ
慣れればどのような動き方でもそれなりに上手になる。たとえその動き方があなたのからだにはベストの動き方でないとしても、慣れ親しめば、その動きの範囲内では上手に動けるようになるのだ。しかし、それはある動き方の中での改善であって、あなたの体にとって本当にベストの動き方ではないかもしれない。
だから、いつもいつも同じ練習、同じ動き方を続けてはいけない。そうすると改善のチャンスを逃してしまう。そこで、単に走り続けるのではなく、ちがった動き方をするために、テレイン(地形)を変えて走ったり(トラックから街へ、街から山へ)、ダッシュやドリルを取り入れたり、いつもとは違うタイプのシューズを履いたりして、いつもと異なる刺激を体に(神経システムに)与えることが必要になる。
ワンパターンからはずれていろいろな練習をすること、これは多くのランナーにとって他のどんなことよりもだいじなのかもしれない。
まず、スピードを変えてみる。
ピッチを変えてみよう。
いつもと違うところを走る。街、野原、山、トラック、とにかく違うところを走る。
平地でなく、坂を登る。下る。
ラダーやハードルにチャレンジする。
ときには自分の限界(と思っているレベル)で走ってみる。力んでも最高のスピードでは走れない。力みを捨てて、リズムで走るのだ。
毎日、シューズを変えてみる。裸足で走ってみる。
あるいは次のドリルをやってみよう。まずはランジ・マトリックスだ。
次はよくあるhigh kneeを紹介する。
これはA-Skip、B-Skipだ。
カリオカの動きはこんな感じ。
あるいは後ろ歩きはどうだろう?でん筋を使わないとこの動きはできない。