テニスボール2個を片っぽになった靴下に入れて入り口をしばります。ボール同士がくっついて動かないくらいにしてください。テニスボールマッサージのやりかたは前(※)に述べましたが、二つのボールが左右に分かれるように置いて背中を圧迫するのが一般的な方法です。ところがこの方法だと、場所によってはやりにくかったり、しっかりと圧迫しずらいことがあります。こんなときにはテニスボールの「縦のり」を試してください。
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一般的な「横のり」です。このやり方でもいいのですが、頚椎には湾曲があるので場所によっては圧迫がしづらいのです。
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横のりを横から見たところ。肩と頭のあいだが浮いていますから、テニスボールの圧迫がいまいちだったり、不安定になったりしがちです。
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縦のり法です。肩と後頭部のあいだにちょうどはさまる感じになるので、うなじの広い範囲にマッサージ+ストレッチをすることができます。
位置を微妙にずらすことで、真ん中より~外側の筋肉をまんべんなく圧迫できます。
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横から見るとうまい具合にはまっているのがわかりますね。
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こんどは背中です。通常の横のり法はこんな感じ。
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こっちは縦のり法。コリがとても強かったり、どちらか一側だけマッサージしたい場合はこのほうが効果的です。
軽くせなかをゆすってもいいですが、指圧のように少しづつ場所を変えながら圧迫していくほうが効果的です。
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横から見るとこんな感じです。
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立ったまま、壁を使ってマッサージをすることもできます。人によってはこのほうがやりやすく感じるかもしれません。
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真上から見たところ。軽くひざを曲げて、背中を左右に動かすことで、より広い範囲のマッサージが可能です。
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くびや背中だけでなく、いろいろなところでテニスボールマッサージが活躍します。
これはおしりのマッサージ。座りっぱなしでいると、おしりの筋肉の血行が悪くなってこってきます。
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股のあいだから見たところ。骨盤全体の重みを利用しますから、効果的なマッサージができるのです。
「自分マッサージをやってみよう」もご参考にしてください。
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