家庭医のロッジ博士と元患者のクロウリー氏の共著。いかに有酸素運動と筋トレが健康を改善し、実質的な若返り効果を得られるかを書いています。
2008年の初版ですが、アメリカで版を重ね、続編が出たり、著者が全米で講演会を開いたりして人気です。クロウリー氏はもと弁護士、軽妙というかむちゃくちゃな語り口で「運動すれば、元気になって見た目も若返り、いくつになっても人生バラ色!!」と語ります。「医者に行くと週1・2回でいいから運動しようとか言われるが、そんなのはたわごとだ!元気でいたかったら週6日、いいや7日だって運動しろ!!」なかなか言えませんが痛快です。
いっぽうロッジ博士は、一定以上の運動強度のエクササイズをつづけるとサイトカイン(とくにインターロイキン6)の分泌が増え、脂肪の減少や血管の若返りにつながることを解き明かしています。
冷静な医師とおちゃめな患者さんが本音を語り、ときには弱音を吐きながらも読者を励まします。何があっても前向きなアメリカ魂が感じられる一冊です。