ヨガ
ヨガには哲学のような宗教のような部分もありますが、ここでは純粋にボディワークとみます。
Yoga as Medicineという本を参考にすると、アサナ(ポーズ)と呼吸法・瞑想法の医学効果がたくさん述べられています。ストレッチ、筋力強化のわかりやすい部分以外にも自律神経系の調整(おもに副交感神経系の刺激)による興奮の抑制・免疫メカニズムの賦活化、末梢血流の増大など医学的にも理解しやすいメカニズムが書かれています。
ヨガの場合も医学的効能を前面に打ち出すことはありませんが、慢性疾患の改善・管理で利用するのはなかなかよさそうな印象です。アクロバティックなポーズをとるのがヨガというイメージがありますが、ポーズをとる中で心をリラックスさせからだを楽にのばしていくことを続けていくと、予想以上に体が柔らかくなるわけです。
完璧なポーズをとらなければならないのではなく、その過程自体がヨガの本質です。呼吸法にはたくさんのやり方があるようですが、医学的には過呼吸になるようなものより、ゆっくりした深い呼吸を行うものの方が良いでしょう。
yoga as medicine