サピエンス異変

 「歴史を振り返れば、ある社会が運動を奨励する度合いは、その社会で暮らす労働者のあいだにある不平等の度合いに通じる。」

「現代人は運動を、人間にとって自然な活動と受け止めるが、それはおどろくほど歴史が浅く、それを行うのは社会の一部に限られていた。」

「それは持て余すほどの余暇と運動不足への対応だった。」

 

 産業革命以降の世界は地球環境をそれまでとは全く別の世界に変え、人間もその世界によって急激に変えられてきている。しかし、体の仕組みは全く追いついていないため、そこにむりが生じている。

 

 仕事をしながら、頭の中に芽生えたもやもやしたイメージが、この本を読んで一気にはっきりとしました。さて、私たち人類の未来には何が待ち受けているのでしょうか?